大丈夫
先日、レイキを教えてくれた先生主催のレイキ体験会に参加した。定期的に開催されている会なのだが、最近はなかなか行くことができず、久しぶりの参加だったので、なんとなく不安だった。
早速、ベッドに横になっている方の胸と肩に手を置いた。しばらくすると、自分の体が内側からほてり、胸元にじんわりと汗がでてきた感じがした。
手を置くだけで、その人にとって必要なところに、必要な分だけ「氣」が流れる。クライアントの感じ方は人それぞれだが、施術している私は、クライアントの体にのせた手の平がピリピリした感じがして、体中が熱くなってくる。そして、自分も血の巡りが良くなっていくような感覚がある。
レイキを習い始めの頃、「このピリピリ感はエネルギーが流れているからなのですよ。」と教わった。だが、自分の感覚を信じるのに、大分時間がかかった。
私は、物心がついた頃から、いつも不安だった。自分のしていることに自信が持てず、いつも、誰かの後押しを必要としていた。

これまでの人生の中で、どうしよもないと思う出来事が、何度かあった。
何をしても答えが出ない、もうこれ以上できることは何もないという時。そんな時は、黙って時間が過ぎ去るのを待つしかない。ジタバタするのをやめ、今までも、何度でも乗り越えてきた、と自分に言い聞かせる。そして、あとは、祈る。この待つ時間は、苦しみが伴う。
最近、私は、目に見えない何者かに祈るようなった。そして、いつの間にか、その何者かに感謝するようになった。目に見える形の方法だけでは、絶対に乗り越えられなかったと思うからだ。
「絶対に大丈夫」と言い聞かせ、湧き出る感謝を心の中でつぶやきながら、今日も一日を終えた。

