つながる

今日も、YU-YUファームさんに行ってきた。

雪が解け、土が乾き、ようやく芝生に緑が戻ってきた。待ちにまった、シーズン。

リベロにまたがり、久しぶりに芝生の上を駆けめぐった。

青空の下、耳元でヒューと風がふいていて、気持ちが良かった。
柵の向こう側の、放牧されていた馬たちも、太陽を浴びながら、のんびりと草を食べていた。

太陽が傾きかける少し前、社長さんが「お~い」と放牧していた馬たちに向かって叫んだ。
馬たちは、その声に反応し、一斉に、勢いよく社長さんをめがけて走ってきた。
駆け寄ってくる足音と、風になびくたてがみ。そこだけ、スローションのようで、とても美しい光景だった。
リベロを静止させ、しばらく、見いってしまった。

先日、ある方が、こんな話しをしてくれた。
「なぜ私たち人間は、本物の花と、造花の花を見分けることができるか、わかりますか?
いのちがあるからです。
人のいのちと花のいのちがつながる。命と命がつながるから、わかるんです。」と。

過去に何度か、大切な人の命を救ってほしいと、必死に祈ったときがあった。
その祈りの間「命より大切なものはない」と心底思った。

今日も私は、この場で、草花と動物たちから、生きる力をもらい、元気になった。
言葉はなくても、生命から大きな恵みをいただいた。

乗り終えたあと、社長さんから「調子よく乗っていたね。」と声を掛けていただいたことも、嬉しかった。