ゆっくり生きる
介護美容セラピーの受講を始めた。
先日、ハンドマッサージの練習を数名の方に実施させてもらった。
「マッサージの最中はゆっくり行っているが、次の行動に移る際の、手を離した後の動作が慌ただしい。一定のゆったりしたリズムで、流れるように行うとよいですよ。」とアドバイスをいただいた。

最近私は、ゆっくり生きていい、と思うようになった。
以前の私は、心も体も慌ただしく、自分を追い込んでしまっていた。そうしないと、負けてしまうという思いと、一度立ち止まってしまうと、追いつけなくなるという不安。走っていないと落ち着かなかった。目の前のことよりも、先のことに焦点をあててしまい、焦っていた。そして、立ち止まるのはダメな自分で、頑張らないと報われないと思いこみ、自分を認めず、周囲の評価に基準を合わせて生きていた。
いつの間に、駆り立てて生きることが当たり前になり、それが生活の中心になっていた。
レイキをきっかけに、そのままの自分でよいと思えるようになった。私をありのまま受け入れてくれる人たちがいて、私のペースを大切にしてくれる。
その方たちの関りの中で、少しずつ、かたくなになっていた自分の心が解けていった。
自分をせきたてることに慣れていた私は、生活の中で、つい焦りがでてしまうことがあるが、今は「ゆっくり生きていいいんだ」と自然に思い起こすことができるようになった。
私は、いまの自分を受け入れ、周りのひとたちのことを大切に思えるようになった。
そして、穏やかな心を知り、少しずつ、自分から人と関わる勇気をもてるようになった。
