時
今日のジョン君は、アブとの闘いだった。
夏になると、アブが馬体にまとわりついてくる。スタッフの方は慣れたもので、手で素早くアブをキャッチする。最初にそれを見た時は驚いた。
ジョン君は、顔、足、しっぽを使って、寄ってくるアブを懸命に払いのけようとしていた。前足を上げ、全身を震わせて追い払おうとした時は、流石にバランスを崩してしまった。アブがいない屋内へ誘導しようとしても、ジョン君は、立ち往生して後退するを繰り返した。私はしばらくジョン君と格闘した。もう、何がなんだかわからない状態だった(ジョン君は何一つ悪くありません)
ようやく屋内場に入ったが、ジョン君は多分、疲れて走るどころの状態ではなかったと思うし、その上、ムキになった私を背中に乗せ、きっとストレスMAXだったと思う。初めの一歩さえなかなか出せないでいた私は、習い始めの頃を思い出し、初心に返りながら練習をした。
今日の乗馬はこんな感じっだったが、練習を始める前にYU-YUファームさんで飼っている動物たちを眺め、滅多に見ることができない、馬に乗っている社長さんの姿を見ることができた。




乗馬をはじめてから、道端の草花や鳥などに目がいくようになった。
子供の頃は、空を見上げたり、虫や小動物を眺めているのが私にとってはあたり前のことだった。
またこうして、大好きな動物達に触れることができ、いつでも自由に空を見上げ、じっと見ていられる余裕ができたことが嬉しく思う。
昨日は星空を見たくなって、夜の散歩に出かけた。
残念なことに星はあまり見えなかった。代わりに夜景を撮ろうと、シャッターを押した。
なんか違うなと思ったので、今日は帰ることにした。
車の中でこんなことを思った。
そういえば、色んな事を自分で選択してきたのに、なんか違うなと思うことが多くあった。
そして私はそのたびに、寂しさを感じながらもその場から去った。失ったものもあった。
レイキに出会い、やりたかった乗馬を始め、少しずつ自分の追い求めている道を思い出してきた。
自分の想いが確信に近づいてきているような気がする。
ここまできたら、自分の想いにとことん忠実に生きよう。必要なら、きっとそこにたどり着く。
そうだ、何事にも時がある。
